料理男子への憧れが薄れてきました

息子が産まれてしばらく、息子を将来もこみちやタモリみたいな料理男子にしたい!モテそうだし!と考えてましたが、最近、料理スキルは将来そこまで求められないんじゃないかと思えてきました。

男性の家事・育児参加が叫ばれてるから、やっぱり料理ができたほうがいいんじゃないの?と言われそうですが、男女ともに家事スキルの価値が下がっていく気がしてます。

ロボット掃除機や食洗機、ドラム式自動洗濯乾燥機、自動調理家電などがどんどん開発・洗練されてきていて、家事負担が軽減の方向になってます。
半調理済み食材のデリバリーや掃除などの家事代行、ベビーシッターなどのサービスも、徐々に浸透してきつつあります。

海外に目を向けてみると、欧米では日本含む東アジアのように料理をしない。

キッチンが完全にお飾りになってるので、昔の日本の「床の間」のように、いずれキッチンが間取りから消えることもあるかもしれない。

アジアでもシンガポールでは、朝昼晩3食みな屋台などの外食という人も少なくないらしい。

将来的にも、機械化、簡素化、外注・サービス化が進んで、家事を個人ができることの価値が下がってくるでしょう。

服を家庭で縫っていた時代は、和裁・洋裁スキルは良い嫁の条件だったかもしれませんが、現代は服はほぼ店から購入するので、特にありがたい技術ではなくなってしまいました。
今では、服を「選ぶ」センスの方が重要になります。
料理においても、「作る(調理する)」技術ではなくて、「選ぶ・知っている」知識やセンスの方が重視されるようになるのかもしれません。

子供への教育としては、料理スキルを仕込むというよりは、調理における化学反応などの仕組みや、各種食材の特性といったことを教えていった方が、様々なサービスの価値を見抜くために役に立つんじゃないかなあと、ぼんやり考えました。