男の子にもひな祭り。平安時代を堪能する

もうすぐひな祭り。
女の子の行事とも言われますが、昨今….いや、今も昔もひな祭りに象徴される「結婚」は、男女ともに重要案件なはず(笑)
結婚するしないに関わらず、息子にも「自分ごととして」思いを馳せる機会にしてもらえたらと思います。

そして、雛壇には公家の世界が展開されています。歴史を紐解くのに格好の素材となります。

雛人形の持ち物から、平安時代の文化を知るも良し。

物を作る小道具職人さん。雛人形は完成するまでにいろいろな種類の、何人もの職人さんがかかわっています。その他にも台や屏風、ぼんぼりや菱餅など、お道具を作る職人さんもいます。お道具に絵を描く蒔絵師さんもいます。それぞれの分野でそれを最も得意としている、職人さんたちの技が集まって、一つのセットになっているのが雛人形です。

就学前に「右」「左」を意識してもらうも良し(笑)
七五三や成人式。夏祭りには浴衣・・・。自分で着物を着るときも、左前に着ますよね。日本には古来から左上位の考えがあり、身分にも同様の考え方をします。朝廷での官職の順位は 左大臣、次いで右大臣となります。左大臣はいまで言う内閣総理大臣に当たります。右大臣はそれを補佐する重要な人物。雛人形の飾り方は、厳格な決まりがあるわけではありません。時代や地域によっても異なります。しかし、お内裏様にしてみたら、自分を守ってくれるなら、どちら側にいてくれてもいいよ、と思ってくれているかもしれませんよね。

装束から平安時代の位階を知るも良し。

天皇制について考えるも良し。
創業1930年。千葉県市原市で雛人形・五月人形・鯉のぼり・盆提灯・羽子板・破魔弓などを扱う節句人形専門店です。日々の生活を豊かにしてくれるニッポンの美しい手仕事の品々も取り扱っています。

京都御所に行ってみるも良し
ひな人形には、いわゆる段飾りや平飾りを始め、立雛飾りや収納飾りなど様々な種類があります。時代をさかのぼると今では博物館や資料館などでしか見られなくなった雛飾りも数多く存在します。その中から、明治から大正時代にかけて京都や大阪で多く飾られていた御殿飾りについてご紹介します。

ひな飾りから窺い知れる世界は途方もなく広がりますね。
日本人としてのあり方を、これほど深く考えられる行事もなかなか無いのではないでしょうか。

もちろん、工作などで単純に楽しむこともやりますよ!

ひなまつりは、女の子の行事ですが、保育園や高齢者施設では、男の子でも雄雛になってひな祭り行事を行っている子供会…