中学受験の漫画「二月の勝者」の感想

中学受験の漫画を読みました。受験生は小学生です。
東大受験の有名な漫画「ドラゴン桜」は、勉強法や高校生の成長物語として面白かったですが、こちらはまた別の味わいがありました。

二月の勝者 ー絶対合格の教室ー (1) (ビッグコミックス)
高瀬 志帆
小学館 (2018-02-09)
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● 大学受験と中学受験の違いは、親の関与度です。中学受験は「親の受験」とも言われるので、家庭がより中心に描かれてます。

● 漫画の冒頭で、「君達が合格できたのは、父親の『経済力』。そして、母親の『狂気』」という台詞があります。
しかし、数多の育児ブログを読んでると、教育パパも相当なモンでクレイジーです。
ブログの方がよりリアルに狂気を感じられ(笑)、情報も新しく考察も深いです。

● ただ、良い部分が前面に出やすい個人ブログに対して、漫画は家庭の典型的なダメっぷりを描いているので、そこが面白いです。
恨みでもあるのか、いろんなタイプのダメ父親がフォーカスされてます。スポ根親父、スマホゲー中毒パパ、受験ヒステリー親父。母親はそれほど悪者にされてないのがちょっと気になりました。ヤバい母親も見たいです。

● 漫画には塾の経済事情も詳しく説明してますが、やっぱり塾ってキビシイというか、大学の経営のほうが金がガバガバ入って楽(そう)だなあ〜とシミジミ思いました。

● 小学生がガリガリ勉強してるのに、大学生はそこまで勉強してるのか?日本のシステムは頑張る時期が間違ってる気がします。

● なんかこう・・・やっぱり中学受験てオワコンじゃないんかなあ〜〜という気がより強くなってしまいました。私が田舎モンだからかな?