日本・フランス・アメリカ おやつ事情
この本を読んで最初の感想は、「フランス人すごい!」ではなくて、「アメリカ人ひどすぎる・・・」でした。
この本の作者はアメリカ人、そして夫がフランス人で、仕事の都合でフランスの夫の実家で生活することになるのですが、カルチャーショックを受けながら食生活を変えていく様子をコミカルに描いてます。
誇張して書いてるのかわかりませんが、元の食生活がとにかくひどい。 のべつまくなしにお菓子やフライドポテトを食べさせて、結果食事は食べられない、食事の時間もバラバラ。
ぐずればお菓子をあげるし、褒美にもお菓子をあげるし、気をそらせるためにもお菓子をあげる。 外出時のカバンの中には常にお菓子がある。
フランスで悪戦苦闘する作者が、ある日よその子どもにお菓子をあげたら、その子の母親がお礼を言って「おやつの時間にいただきましょうね」とすぐに食べさせないことに驚いた、というくだりがありました。
私は驚いたことに驚いたというか、私だったらフランス人の母親の対応をすると思います。
多分、日本の家庭はこの本のフランスの食事の仕方に近いと思います。 幼児でも三食決まった時間に大人と同じ献立を食べ、季節の食材を取り入れ、食事中は遊んだりウロウロさせない。まあ普通のことだ、と感じると思います。
でも、意外と?私の周りにも、おやつの時間以外に子供におやつを与えてる人がいて、アメリカンスタイルの人も多いのかもしれない。
夫は私は厳しすぎると言ってます。
平日は保育園でおやつをいただくので、家でおやつをあげるのは主に週末ですが、サツマイモやカボチャを焼いたものとか、煮干しをあげたりです。豆を煮たものとか。
食生活は、親(特に母親)がどう育てられたか、家庭環境がテキメンに表れてきますね。
私自身、トウモロコシやサツマイモをおやつに食べてました。
フランスと日本の食事事情でちょっと違うのは、フランスでは「大人の世界を子どもが邪魔するな」というはっきりとした意識があるので、食事中に大人同士が話しているところに子どもが割り込むと叱られます。
ホームパーティーもよく開くけど、子どもはじっと我慢して時間をやり過ごしてるようです。
ちょっと日本では無い光景ですね。