イヤイヤ期の試練 〜周囲の目に耐える

2017年6月13日

もうじき2歳になろうとする息子は、自己主張もかなりしっかりしてきました。
と言うとキレイに聞こえますが、現実は、

のけぞる
叫ぶ
座り込む
イヤイヤ言う
逃げる
身をよじって悶える
泣き真似をする

といったところです。

去年、この本を読んでいたのですが、子どもがかんしゃくを起こした時にどう対応するのがいいのか、参考になる考え方が載っていました。

発達障害の子向けのようにタイトルがつけられていますが、そうでない場合も役に立つ本だと思います。

ABAとは応用行動分析のことで、行動原理として「強化」や「消去」などがあります。

「強化」は、何かの行動に対して、本人が喜ぶほうびを与えられて、行動が増加すること。
「消去」は、何かの行動に対して、本人が喜ぶほうびが与えられなくて、行動が減少することです。

この「ほうび」というのが、本人が喜ぶものなら何でもそうなるので、子どもがかんしゃくを起こした時に、親が怒ったりかけつけたりすると、「かまってもらえた」というほうびになってしまったりするのです。

それで、ますますかんしゃくを起こす・・(行動の増加)

かんしゃくを起こしても相手にしなければ、ほうびがないので行動が減少するだろうという理屈ですね。

「消去」も、親は結構気をつけなくてはいけない行動原理で、子どもがせっかくいい事をしているのに、当たり前だとばかりに何も反応しなかったり、そもそも気づかなかったりすると、子どもはもうやらなくなっちゃうんですね。
「なんでうちの子は◯◯しないんだろう?」と思っても、実は以前には自発的にしてた事なのかもしれないです。恐ろしいですね。

それはそうと、とにかくイヤイヤは相手にしないに限る、と心に決めて、保育園に息子を迎えに行きました。

保育園からの帰宅時は、息子はあっちにフラフラこっちにフラフラで、寄り道がかなり多いのですが、私は時間が許す限り付き合ってあげてます。
ただ、危ないところや人の家の敷地内、家とは反対方向などに行こうとする時は阻止しないといけません。
調子が良い時は何ともないのですが、そうでないと・・・

今日は、ぐずった挙句、道に仰向けに寝っ転がってしまいました。

さあ、ここが肝心。「消去」してもらわなければ・・・!

寝っ転がった息子の横で、よそを見て黙っているハハ。
よそを見ると言っても、視界の隅に息子を捉えて異常が無いか常に監視。

・・・・。

・・・・・・。

・・・・寒い。

・・・というか、周りを通り過ぎる人が「何だ?」て感じで見てる。

そして!関西のおばちゃん登場!

「あら〜、かわいそうに!そんな冷たいところで寝ちゃって!」
と駆け寄ってきました。

まずい。さすがにまずい。

「すみませ〜ん、ほら、ほら行くよ。」
と、おばちゃんにびっくりしてポカーンとした息子をベビーカーに乗せてそそくさと逃げ帰りました。

イヤイヤ期の対応ってこんなんなんですかね?
恥ずかしいわ〜。