1歳、2歳、3歳児の、おうちでプレ・ピアノレッスン
1歳からピアノを始められるのか!?と、タイトルに惹かれて読んでみました。
驚くほどの、ピアノを弾くことの記述の無さ(笑)
実際に、子どもにピアノの鍵盤を触らせる部分
の記述は5ページくらいじゃないでしょうか。
これが悪いというわけではなくて、ピアノの先生がこんな本を書いたというのは、さぞ苦渋の年月を過ごされてきたのだろうと。
当たり前ですが、
普通の1歳児にピアノは弾けません。
しかし、この本にはとても感銘を受けました。
来たるべき未来のピアノレッスンに向けて、音感を良くしたり、手の器用さを高めたりといった、色々な工夫、遊びが満載だからです。
レッスンを受けるための心構え、「ハイ!」とお返事をきちんとできるようにすることや、ピアノはめちゃくちゃに弾かずに大切に扱うことなどを教えること、など丁寧に解説されてます。
この先生にピアノを習いたい・・・。
童謡や手遊び、おもちゃ、ゲームなど、たくさんの遊びが載っていますが、単なる児童の遊び集ではなくて、この遊びがどうピアノに結びついていくのか、というプロセスも書かれています。
お絵描きは音符を自分で書けるようになるまでの流れがあり、ボール遊びでもリトミックと組み合わせたカリキュラムがあります。
子どもの発達、その年齢でできる動作の説明と、それに合わせた遊びが紹介されてるので、とても参考になります。
この本は、ピアノの先生に向けたものなので、レッスン・スケジュールの例も載っていますが、家庭でも取り入れられそうです。
年度始めの4月からの週一スケジュールになっているので、共働きの我が家でも、週末自宅プレ・ピアノ・レッスンでやってみようかな?
2年分あるので、今からやると息子は4歳になります。
本物のピアノに触り始める年齢としてはいい具合かもしれません。